ICOPのQEC RXXDシリーズは、標準的な産業用EtherCATスレーブデジタルI/Oモジュールです。このモジュールは、4、8、12、最大16のI/Oチャンネルを混在させることができる多様なI/Oチャンネルを提供し、不要な部品コストを節約するカスタムサービスも提供しています。
EtherCATコンフォーマンステストツール(ET9400)に準拠し、QEC-RXXDはEtherCATマスターシステムに適合し、産業用アプリケーションに迅速に実装できます。
最大100 µsのEtherCATサイクルタイムと分散クロック(DC)モードが可能なQEC-RXXDは、高精度と同期アプリケーションの要件に対応します。また、最新のシリコンコンポーネントを使用して設計されているため、発熱を抑え、製品寿命を延ばすことができます。さらに、電圧、電流、動作温度などの内部ステータスを自動監視し、効果的なカーボンフットプリント追跡を提供します。
QEC RXXDシリーズのデジタル入力では、最大入力周波数は8KHzで、極性分離されたデジタル入力チャンネルピン、入力断線検出ライン、最大2500VrmsのESD絶縁保護など、様々なオプション機能を備えています。QEC RXXDシリーズのデジタル出力は、最大周波数8KHz、全チャンネル極性ニュートラル、最大3750Vrms ESD絶縁保護、最大56Vdc@500mAまで駆動可能です。
QEC-RXXDは、FOE経由でファームウェアを簡単に更新でき、EtherCATケーブルの冗長化のために2つのネットワークが利用できます。トラブルシューティングやI/Oステータスを確認するために、モジュールのステータスをLEDで表示することができます。また、柔軟なインストールと効率的なI/Oチャネル構成による接続性を提供し、インフラストラクチャと運用コストを削減します。
QEC-RXXDのサイズは107.45 x 77.4 x 30 mmで、標準システム動作は-20~+70℃、オプションで-40~+85℃をサポートします。Dinレール・マウント・キットで簡単に設置でき、設置が容易なヨーロッパスタイルの端子台と、展開が容易な取り外し可能な配線端子を備えています。